レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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「安芸の小京都」 竹原の町並みを歩く
「安芸の小京都」という広島県竹原市の町並み保存地区を散策した。
町並み保存地区は各地にあるが、ここは「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)で、国のお墨付きのある最もレベルの高いゾーン。愛媛では、内子町と宇和町の町並みがこの指定を受けている。

竹原は人口3万にも満たない市だが、平安時代には京都下鴨神社の荘園として繁栄し、江戸時代には製塩や酒造業で栄えた。
保存地区には、江戸から昭和初期の民家が石畳の道沿いに連続して軒を並べ、往時の繁栄をうかがわせる。
小さな脇道にも江戸時代の白壁や格子戸が続く、情緒豊かな町である。

  DSCF0609.jpg

↓NHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」で急に有名になった竹鶴酒造も町並みの一角にある。
「日本のウイスキーの父」竹鶴政孝の生家がここ。3連切妻屋根が特徴。黒漆喰もいい雰囲気を出している。
  DSCF0612.jpg

↓生家近くの歴史民俗資料館の庭には、竹鶴政孝とリタ夫人の銅像ができ、観光客に大人気。
  DSCF0637.jpg

↓町並みの中で、最もインパクトが強いのがこの松阪家住宅
屋根は波打つような見事なムクリ屋根。また白やグレーの多い町並みの建物の中で、唐破風の黄色地がひときわ目を引く。
(屋根面は、真っ直ぐなのを直線屋根という。寺社建築によく見られる反っている屋根がそり屋根、そして膨らんでいるのが、ムクリ屋根で、桂離宮古書院が有名だ。今でもムクリ屋根の建築は作られているが、愛媛での近代化遺産としての古いムクリ屋根建築では、”鉱山王”といわれた宇都宮壮十郎邸=八幡浜市保内町=が知られる。)
松阪家住宅は、塩田経営で財を成した浜旦那の邸宅。江戸末期に建てられ明治12年に改築された。
2階の菱格子窓も見事な出来栄え。他の民家を圧倒するような実に堂々とした建物だ。余談だが、今治市波止浜や伯方方面でも、塩田経営者を浜旦那というようだ。
  DSCF0615.jpg

↓町並みの中で一軒だけ異彩を放つ洋館がある。昔は図書館で、今は歴史民俗資料館。
  DSCF0636.jpg

↓メインルートだけでなく、一歩路地に入ったところにも、江戸の雰囲気が漂う。漆喰壁と飴色の格子が続き、地区一帯をノスタルジーの世界に包み込む。ほとんどサッシが使われておらず、どこも木造。住民が町並み保存に協力しているのがわかる。
  DSCF0630-001.jpg

↓石畳にはチリ一つ落ちていない。玄関口には花。住民は町並み保存や美化に心を込めているように思われた。
  DSCF0654.jpg
竹原と内子の保存地区を印象で比較すると、町並み全体がしっとりとした雰囲気に包まれているのが竹原。一人で石畳を歩いて情緒にしたれる感じがする。ただ竹原には松阪家以外は、特徴ある豪華なものやカラフルなものが乏しいように思う。その点、内子には本芳我家、上芳我家のような重要文化財の豪勢な建物がいやでも目立つ。これは塩田と製蝋の事業内容の違いが町並みにも影響を与えているのだろうか。

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