レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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モミジと見事な長州大工の彫刻が映える、西山興隆寺(西条市丹原町)1
紅葉の便りが各地から寄せられている。
愛媛県下で紅葉の名所として知られるのが、西条市丹原町古田の「西山興隆寺」。
間もなく見ごろを迎える、約300本のモミジが古刹の雰囲気のなかで見事な色ずきを見せる。

ここ、西山興隆寺に行くことをお考えの人もいるだろうが、その方々に、モミジとともに、ぜひ見ていただきたいのが、入り口にある仁王門の見事な彫刻群。
この門には、いたるところに彫刻が刻まれている。
長州から出稼ぎにきた”長州大工”の代表格、門井友佑が愛媛に残した最高傑作と言っていい作品である。
ぜひご鑑賞ください。

  DSCF1007-001.jpg

この仁王門は、大正7年(1918)に建立された。大工棟梁は、地元の篠原与一で、彫刻を担当したのが門井友佑である。
友佑はこの3年後の真名井神社(今治市)での仕事を最後に長州へ帰郷することから、愛媛での晩年の、かつ、これまで蓄積してきた技術の集大成の作品と言ってもいいだろう。

正面の蟇股(かえるまた)には、渦巻く波に龍が吠える。
その上部には中国の故事に基づく、がま仙人や鉄拐先生が描かれている。

  DSCF1011.jpg

この鳳凰、繊細な刃先の使い方が、すごーい。

  DSCF1027-001.jpg

持ち送りには、「梅に鶯」の細やかな籠彫り。

  DSCF1018.jpg

彫刻に描かれたものには、ストーリーがある。これは中国北宋時代の仙人・林霊素の「龍が鉢に水を注いでいる図」という説がある。この仙人は、水を口に含み、空中に吐くと五色の雲とともに金色の龍が現れたという。
ただ、この構図は、陳楠仙人だという説もある。干ばつで困っていた時に、雨を降らせ、また池に入って龍を連れてきたともいう仙人だ。はたして友佑が彫ったのは林霊素か陳楠か、どちらの仙人なのか、専門家にご判断をお願いしたい。

  DSCF1029.jpg

長州大工おなじみの獅子もある。これは親子獅子。子獅子が親を見る表情がいい。

  DSCF1024-001.jpg
喰い合い獅子も背面虹梁上にいた。
  DSCF1038.jpg

西山興隆寺(西条市丹原町古田1657、TEL0898-68-7275)=真言宗醍醐派の別格本山。本殿、宝篋印塔、銅鐘は、国の重要文化財。このほか、県・市指定の文化財も多数ある。モミジの見ごろは、例年11月中旬から12月中旬。今年はやや遅れているよう。

*この仁王門の彫刻数は、あまりにも多い。現代的なハイセンスな彫刻を、次回に紹介したい。

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