レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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レンガの煙突のある風景、いつまで残るだろうか。(大洲)
田園地帯の中に、レンガの煙突が地区のランドマークのように突っ立っている。
ここは、大洲市平野町。煙突があるのは、大正後期に創業した老舗、柁谷(かじや)醤油店の施設。
近寄ってみれば、工場は屋根が抜け、危険な状態となっている。
当然ながら、ここでの操業は停止中。煙突だけは悠然と立ち続けているが、果たしていつまで保存できるだろうか。
  DSCF3135.jpg
  DSCF3144.jpg
醤油醸造を創業したのは、祖父の代。
この煙突が出来たのは、「大正後期から昭和初期と聞いている」と、現在の経営者の女性は言う。
大洲市が編集した煉瓦百年物語では、建築年代を「大正10年(1921)頃」と記載している。
ざっと90年余、風雨に耐えてきたのは間違いない。

工場の建物は、屋根が抜け、倒壊の恐れがあるほどだが、煙突は外見上では頑丈で、まだどっしりしている気がする。
おそらく、キャリアのあるレンガ職人の手によって築きあげられたものだろう。
  DSCF3147.jpg
↑これが煙突の下部。長手のみの段と小口のみの段が交互に積まれているのがわかる。イギリス積みという積み方だ。
  DSCF3146.jpg
↑下部を除けば、あとは長手のみの段を積み重ねていく、いわゆる長手積み。これは最も単純な積み方といえる。

柁谷醤油店は今も、委託製造で長い歴史を持つ醤油の自社ブランドを維持し、販売を続けている。
製造設備等にも、大正・昭和期のモノが残っているように思うが、屋根の崩落などの恐れがあり、工場内は閉鎖中で、立ち入ることはできなかった。
店の後継者はなく、このままでは工場はなくなるように思う。
煙突は残るとしても、背景の建物がなければ、全体としての景観は損なわれる。
地区のシンボルともいえる建造物、保存、改修に何かいいアイデアはないものだろうか。
このままでは、--レンガ煙突のある風景--は、今見ておかないと再び見ることはできないだろう。

所在地:大洲市平野町平地274。
交通ガイド:①国道56号の肱川橋方面からなら、大洲病院のある西大洲へ向かう。県道234号で平野小学校を少し進むとレンガの煙突が見えてくる。②国道56号大洲道路からなら、北只から八幡浜方向の国道197号へ。その最初の大洲西トンネル越えたところの信号を右折、平野方面へ。平野バス停前の橋を渡ってまず平野小学校を目標に進む。
参考文献:「煉瓦百年物語」大洲市
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コメント
お久しぶりです
数年前に写真を撮りに行った時には大丈夫だったんですが、かなりやばいですね。
「レンガ百年物語」は知りませんでした。市役所に行けば手に入るんでしょうか。
その本に載ってるかもしれませんが、ここから500mくらい下ったところに、
レンガアーチの石灰窯跡があります。平野小学校の少し手前です。
県道からは、「ハイツ・まつお」の辺りで、川向かいに見ることができます。
明浜にはかなり大規模に残っていますが、内子や野村にも、小さな石灰窯跡がありました。
[2014/07/05 17:03] URL | 以志橋福助 #- [ 編集 ]

以志橋福助さまへ
ありがとうございます。
「煉瓦百年物語」は、2002年に大洲市がおおず赤煉瓦館築100周年記念で発刊した22ページの冊子です。中身は県下の主な煉瓦建造物や煉瓦関係の基礎知識のみならず、煉瓦の組成分析などややレベルの高いものまで、掲載して入門書として出来のいい出版物だと思います。
なにぶん、12年前のモノですから在庫はないのでは?。県下では、県立図書館や大洲図書館に蔵書があります。
平野小学校の近くに煉瓦アーチの石灰窯跡があるとは、全く知りませんでした。その探究心や行動力には、頭が下がります。愛媛の石橋・レンガ建造物として、ひとつの出版物として、まとめられてはいかがでしょうか。学術的に貴重です。マジです。1部は絶対に売れます!。
[2014/07/05 18:56] URL | 以志橋福助さまへ #- [ 編集 ]


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