レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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旧庄屋・毛利家住宅(宇和島市三間)
宇和島市三間町の田園地帯の山ふところ、細い道を上ったところに旧庄屋・毛利家住宅が静かにたたずんでいた。
スケール的に格別大きいわけではないが、長屋門、母屋、納屋、土蔵が中庭を中心に配置され、江戸時代の庄屋屋敷の全体像がうかがえる。
また、母屋は東北地方の曲がり屋のようにL字型になっている珍しい造り。角屋(つのや)座敷という構成をご覧ください。

  DSCF3526.jpg
母屋は宝暦3年(1753)、初代毛利甚蔵が建てた。260年余も前のことだ。庄屋になった時は、わずか15歳で、それから12年の歳月をかけて母屋を築きあげたといわれている。
土間や勝手、奥の間などの私的空間は東西に一列に並べ、奥の間から南に座敷を並べて公的な空間とした。
結果として、畳の間は9部屋58・5畳にのぼる。極端な大広間があるわけではない。が、襖をはずせばどんどん広く使える構造にして、使い勝手のいい間取りになっている。
茅葺の屋根の上に、瓦葺きの小屋根を置く、「箱棟瓦葺き」で、これも特徴。南予の豪農の象徴である。

  DSCF3516.jpg
細い道を行ったら、見えてくるのが長屋門。
写真では見えないが、門をくぐれば、母屋や納屋、土蔵など毛利家の全体像が見えてくるというわけだ。
家相学で“四神相応(しじんそうおう)”という、四神の存在に最もふさわしい地勢がある。
それは、「青竜(東)に流水、白虎(西)に長い道、朱雀(南)に池、玄武(北)に山稜あり」。
現地に行ってみると、これにぴったりのロケーション。初代甚蔵は、一族の安泰と繁栄を願って、ここに屋敷を造ったに違いない。
長屋門は嘉永4年(1851)に4代源蔵が建てた。長屋は、牛小屋などに分けられ、東側には隠居部屋も付属している。

  DSCF3539.jpg
ここが土間、二つのかまどの前でばたばたと、食事を作っていただろう光景が彷彿される。

  DSCF3547.jpg
室内に入ると、座敷が次々に出てきて、なんでこんなに座敷が必要だったのか、不思議に思う。庄屋と言うのは色々と接待などで宴会が多く、また権威の象徴として広い屋敷が必要だったのだろうか。

  DSCF3545.jpg
室内には明治37年(1904)のオルガンが今も現役で使われている。

  DSCF3519.jpg
長屋の牛小屋には今、当時の農具などが置かれていた。

母屋は、平成10年(1998)に、茅葺の全面張替など大修理が行われ、また長屋門も平成16年に修理された。
母屋と長屋門は宇和島市指定の有形文化財になっている。
今は「毛利家を守る会」の方々が中心になって、イベントなども行われ維持管理に努めている。

所在地:宇和島市三間町是能(これよし)419。道の駅みまから、案内標識に従って行けばいい。車で6,7分。毛利家住宅前に無料駐車場もある。また、道の駅にはレンタサイクルもあるので、風を受けながら田園地帯を走るのも楽しい。
「毛利家住宅」:火曜日は休館。それ以外の曜日は9:00から17:00まで公開されている(無料)。

参考文献:「新宇和島の自然と文化(1)」(宇和島市教委)、旧庄屋毛利家パンフレット
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