レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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松山市に今も残る掩体壕
平和な松山に今も残る掩体壕は何を語る

「えんたいごう」?。漢字で書くと掩体壕。百聞は一見に如かずで、写真を見れば、なんとなく利用目的が分かるだろう。そう、戦闘機の格納庫なのだ。

 松山空港近くの松山市南吉田町には、今も太平洋戦争時の掩体壕が3か所残っている。
 歴史の証人のようなこの壕も、時代の流れとともに姿を変えている。ぜひ今のうちに見ておいてほしい。

IMG_2665.jpg
(松山の掩体壕1ー改造されて事務所に変わっている)

IMG_2680.jpg
(松山の掩体壕2ー農業倉庫として利用されている)

 IMG_2670.jpg
(松山の掩体壕3ー民家とすごく接近、駐車スペースとしても使用)

 松山空港には太平洋戦争時の昭和18年に、松山海軍航空基地がおかれていた。その翌年から、掩体壕が造られ始め、その数はコンクリート製38基、土製25基の合計63基にも上る。貴重な機体を広範囲に分散し、敵の爆撃を避けようとする意図のもとに計画された。当初は、鉄筋コンクリート製だったが、だんだん資材不足で竹筋や土製に変わっていった。

 終戦後、借り上げていた土地は、掩体壕の付いたまま所有者に返還され、昭和23年にアメリカ極東空軍が撮影した松山海軍航空基地の航空写真には、コンクリート製の掩体壕が6基しか映っていないことから、かなりの速さで取り壊しが進んだようだ。今残っている掩体壕を見てもわかるとおり、大きさは幅が約25メートル、奥行約15メートル、高さ約8メートルの代物。爆撃から飛行機を守るのだから、コンクリートの厚さは半端じゃない。解体するのは大変な作業。取り壊し料を所有者にわたして、返還されたようだが、その料金ではとても壊せなかったともいう。そんなこともあって、解体を免れた掩体壕が今、3基残っているわけだ。

 とはいえ、この南吉田の地は、宅地化の波がどんどん押し寄せている。農業倉庫として使われている(写真2)を除けば、あとの2つは新しい住宅群の中に喰いこむような形で残っている。そのうちの(写真1)は、これまで松山での代表的な掩体壕として、田の中に孤立してあり、建造当時のままの姿を見せて格好の撮影媒体だったのだが、宅地化がこの壕にも迫り、ついに数年前には壕自体が改造され事務所に変わっていった。見方を変えれば、戦後もすでに68年たち、新しい平和な用途に使われていると言えるのかもしれない。
(写真撮影:平成25年3月21日)


(参考:「翔べなかった少年兵ー松山海軍航空隊始末記ー」池田宏信著、晴耕雨読社)

【交通ガイド】空港通り(県道松山空港線)を松山空港に向けて走リ、スーパーABCのある交差点を左折して県道伊予松山港線に入る。約150メートル進み、堂之元橋のそば、右手に見えるのが、写真2の農業倉庫になっている掩体壕。
 堂之元橋からそのまま約100メートル松前方面に進み、新しくオープンした「麺喰亭しんさく」近くの交差点を右折し、約50メートル行ったところ付近の空き地から、よく見ると掩体壕の後部が見える。ここが写真3で、最もわかりづらいところ。
 再び県道伊予松山港線へ戻り、約100メートル進み、ファミリーマートのある信号交差点を左折、約100メートル進めば、写真1の事務所に変わった掩体壕が目の前に見えてくる。

 参考までに、掩体壕の付近番地を記載しておきます。大体の目標にしてください。
写真1(事務所使用)南吉田町512-7付近
写真2(農業倉庫使用)南吉田町1020-10付近
写真3(住宅に喰いこむような掩体壕)南吉田町639-3付近 
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コメント

こんばんは。

かなり以前は、田んぼの中にぽつんとありましたから、直ぐに分かりました。
数十年経った今、道路から二基は分かりますが、残りの一基なかなか分かりません。
40年程前に読んだ漫画、ちばてつやさんの『紫電改のタカ』にも出てきますが、
終戦間際、優秀な飛行機乗りを松山343航空隊に結集させ、
高性能の局地戦闘機、紫電改で米軍機に立ち向かったようです。
大きな方の掩体壕が『紫電改』、少し小さい方は偵察機『彩雲』のものだと何かの本で読んだことがあります。
また、掩体壕を見に行きたくなりました。ありがとうございます。
[2013/04/20 19:07] URL | nori #- [ 編集 ]


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