レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
プロフィール

まくり王

Author:まくり王
FC2ブログへようこそ!



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



訪問No.



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



明治人の情熱/地元彫刻師が神社全面に見事な作品。(松山の日吉神社)
明治期は、長州大工の造った神社の多い愛媛県だが、どっこい、愛媛県人もいい仕事を残している。
松山市南梅本町の日吉神社本殿。小さな本殿だが、細やかな彫刻が建物一面を覆う特異なつくり。
この彫刻を彫ったのは、地元の彫刻師・友澤弥三郎だ。
特に、籠彫りの技法は精緻、巧妙。長州大工の作と比べて、勝るとも劣らず。
建物は、松山市有形文化財に指定されている。

  DSCF0667.jpg
明治15年(1882)に旧中島町の棟梁・田中富次、その門人の高石源次が建物を担当し、彫刻を友澤が施した。
一間社流造で、軒唐破風のデザイン。三手先肘木の腰組を持つ構造は珍しい。

  DSCF0611.jpg
木鼻には、龍と獅子。長州大工の荒々しく大胆な彫刻と比べると、雰囲気を異にする。
繊細で、実に丁寧な彫り。 これが友澤の特徴だ。

  DSCF0635.jpg
ぜひ見て欲しいのが、手挟みの部分。籠彫りの手の込んだ見事な作品だ。
枝や葉で、籠のように編んだ形、そこによく見ると鷹や獅子も描かれている。

  DSCF0623.jpg
尾垂木にも細かな彫刻が施されている。

  DSCF0628.jpg
脇障子には、鶴の透かし彫り。

  DSCF0656.jpg
板壁にレリーフ彫刻を大きく配置する本殿は、他の神社ではめったに見られないもの。
左側面に描かれているのが、「雲を呼ぶ龍虎」。
  
  DSCF0676.jpg
右側は一部で「猩猩」といわれるレリーフだが、猩猩にしては意味不明なデザインのように思え、正体不明だ。
なにはともあれ、板の壁ですませられるところを、全面に彫刻をした友澤は、この本殿に相当の思い入れを持って、魂を込めたと思える。そのわけは、友澤が北梅本町の出身で、自分の生まれた村のお宮に人一倍愛着があったのだろう。

なお、友澤はこの日吉神社本殿のほか、東温市上村275の船川神社本殿(東温市指定文化財)でも彫刻を担当している。明治12年完成の同神社、ここでも手挟みに友澤の籠彫りの力作を見ることが出来る。

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 愛媛県情報へ
にほんブログ村

愛媛県 ブログランキングへ
スポンサーサイト


コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
→http://makuriou.blog.fc2.com/tb.php/151-5a83b5dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)