レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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<岩国訪問記 1>絵になる名橋「錦帯橋」。今は松山の和釘が使われていた。
岩国といえば、錦帯橋でしょう。
ここに来たら、やはり錦帯橋を見に行かなくては-。
日本3名橋、日本3奇橋のひとつになっている、国の名勝。
世界で唯一の木造5連アーチ橋は、技術的にも美的にも見応え充分、見事な作品だ。
松山市の職人が鍛えた“和釘”が、平成の架け替え時に使われており、愛媛県人として誇らしい。

  DSCF2332.jpg
絵になる光景とは、このことだろう。アーチの曲線がたまらなく美しい。

誰が、いつ、どうしてこんな橋を造ったのか、ご存じだろうか。
造らせたのは、3代岩国藩主の吉川広嘉。延宝元年(1673)というから、今からざっと340年前に“初代”の錦帯橋が誕生した。洪水で流されない橋を思案していた広嘉は、中国の西湖の絵に描かれていた橋を見て、その形式を採用したと伝えられる。
それは、島伝いに橋を架けるというもの。
強固な橋台を4個築き、そこにアーチを架けていったのが錦帯橋だ。

  DSCF2419.jpg
錦帯橋の全体像が上写真。長さは直線で193・3メートルあり、幅5メートル。
下を流れるのは清流、錦川。橋は鳥が羽を広げたようとか、虹のようとか形容される。
構造的には、全てがアーチ橋形式ではなく、中央の3蓮がアーチ橋で、川の流れの弱い両端は桁橋構造の反り橋になっているのが分かる。

  DSCF2359.jpg
歩いてみると、アーチ部はやはりかなりの勾配がある。
頑丈な組木の技法が採用され、橋上からの圧力で強度がさらに増す仕組み。日本の木造技術は本当にすごい。

一部では、この橋にはくぎが1本も使われていない-といわれるが、これは説明不足。橋の構造的な部分には釘が使われていないということで、橋板(踏板)の結合には“和釘”(皆折釘=かいおれくぎ)が使われている。”平成の架け替え”に使われた和釘は、松山市堀江町の白鷹幸伯(しらたか・ゆきのり)氏が鍛錬したもので、その数は約18,000本。これが宮大工の西岡常一氏が“千年の釘”と称賛する匠の技の逸品。木が千年持つなら、釘も千年持たなければならないとの発想でつくりあげられた。錦帯橋が思わぬところで、愛媛とつながっている。

この橋の歴史を振り返ると、大水でも流れない橋がコンセプトだったが、実は初代の橋は1年も持たず洪水で流れている。水で橋台がえぐられたので、敷石をさらに強化して再建。これが効果を発揮して、昭和25年(1950)に台風で流失するまで270年余も維持されたのである。昭和28年(1953)に再建されていたのだが、木材の傷みが目立ち始め、平成13年(2001)から平成の架け替えが3年の歳月と事業費26億円をかけて行われた。完成後も、橋杭2組が台風で流れたりして、結構世話の焼ける橋である。次の架け替えは、6年後の平成33年が予定されている。

橋を渡るのに往復300円が必要。なお余談だが、橋を渡ったところに、ソフトクリーム屋さんが2軒あり、激しく戦っている。うち1軒は100種類のソフトが売り。うそのようで本当の話だが、戦っている店の屋号は「むさし」と「小次郎」。

*日本の3名橋:一般的には、日本橋(東京)、錦帯橋(岩国)、眼鏡橋(長崎)。諸説あって、日本橋の代わりに二重橋(東京)を入れたり、眼鏡橋の代わりに、瀬田の唐橋(大津)や三条大橋(京都)を入れるものもある。
*日本の3奇橋:錦帯橋(岩国)、甲斐の猿橋(山梨・大月)と、残る一つについて諸説ある。最も有力な順に記載すると、神橋(栃木・日光)、木曽の桟(かけはし、長野・木曽郡、現存せず)、愛本刎橋(富山・宇奈月、現存せず)、祖谷の蔓橋(徳島・三好)。


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