レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
プロフィール

まくり王

Author:まくり王
FC2ブログへようこそ!



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



訪問No.



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ノコギリ屋根の倉庫を砥部で見つけた。プラス愛媛のノコギリ屋根。
砥部町外山の県道を走っていたら、今では珍しいノコギリ屋根が見え、Uターンして訪問してみた。
日本では、明治10年代末から各地に登場した屋根で、“近代工場の象徴”とまでいわれたが、昭和35年以降はどんどん減って目にする機会も少なくなっている。
山里に残るノコギリ屋根、とても懐かしいモノに出会ったような気がする。
これを機に愛媛のノコギリ屋根についても略記してみた。

  DSCF2687.jpg
砥部のものは、倉庫として建てられたようだ。今は一部ガラスが割れたままになっていたりして、傷みが目立ち始めているが、農器具類の置き場として活用されている。

  DSCF2684.jpg
日本でノコギリの歯のような屋根が採用されたのには、もちろんわけがある。
一般的に言われるこの屋根の最も大きな利点は、「広範囲に、均等に光を取り入れることが出来る」ということだ。
照明電力が大幅に節約でき、換気にも役立ち、工法もしやすかった。
北側に向いた斜面にガラスの天窓を配置していたから、建物を見ただけで方角が分かったという。

愛媛にも、繊維工業の工場を中心に多くのノコギリ屋根が林立した時代があった。
今、愛媛に残るノコギリ屋根の代表的なモノは、今治市大西町別府の元「安野農具製作所 唐箕(とうみ)工場」だ。
<大西町の元・農機具工場>
  IMG_3168-001.jpg
昭和13年(1938)ごろの完成といわれ、10連の屋根がとてもいい雰囲気。写真マニアの格好の被写体にもなっている。
今は、倉庫として使われている。

ノコギリ屋根は木造建築が多いが、そんななかでレンガ造でノコギリ屋根を持つ建物が、松山市立花にある。

<松山のレンガ造の元捺染工場>
  IMG_3469.jpg
大正13年(1924)6月創業の「中央染工」という捺染工場で、現「重松倉庫」。
創業時に建てたものと推定されている。8連の屋根にレンガの壁面、町並みに異彩を放っている。

残念ながらノコギリ屋根の建物は、老朽化に伴い次々と解体されている。
今では独特の形状が、冷暖房効率が悪いともいい、また精密工業では太陽光の流入をシャットアウトする工場が必要で、昔の利点が今ではデメリットになっていて、ノコギリ屋根が新しく採用されることは少ない。

特に松山と今治には、紡績関係のノコギリ屋根の工場が多かったのだが、そのほとんどが今はない。
最近解体された大型工場が、松山市北条の「倉敷紡績北条工場」だ。
クラボウ創立50周年記念事業として昭和13年(1938)に完成した敷地3万坪の工場。

<解体されたクラボウ北条工場の屋根>
  IMG_3995-001.jpg
解体の前に、会社の許可を得て撮影させてもらった屋根が上写真。地上からは、屋根が見えない構造になっているが、建物に登って上から見ると、びっくりだ。ノコギリ屋根がズラッと、実に整然と並んでいて、その広大な光景に驚かされた。この工場は昨年春に姿を消し、跡地は太陽光発電所に変わっている。

参考文献:愛媛県の近代化遺産(県教委)

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 愛媛県情報へ
にほんブログ村

愛媛県 ブログランキングへ
スポンサーサイト


コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
→http://makuriou.blog.fc2.com/tb.php/186-c3179cc4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。