レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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これも木子七郎の傑作!
この建物が何かわかるだろうか。
和洋の見事な調和の建造物。伊予がすりの始祖・鍵谷(かぎや)カナの頌功堂という。
松山の萬翠荘や愛媛県庁を設計したあの木子七郎(きごしちろう)の傑作のひとつである。


IMG_2709.jpg 鍵谷カナ頌功堂
IMG_2697.jpg 長楽寺にある鍵谷カナの墓

 松山市西垣生町の長楽寺参道前にある。
 そもそも、頌功堂(しょうこうどう)なるものは、あまり聞いたことがない。手元の広辞苑をみても、なぜだか「頌功」という単語さえ載っていない。まあ、意味としては、「人の功績や人柄をほめたたえること」で、頌功碑というのは各地にあるが、お堂まで造った頌功堂は、それ自体珍しい存在ではなかろうか。

 ここで頌功されているのは、鍵谷カナさん(1782-1864)。この人こそ、久留米絣、備後絣とともに3大絣と言われた伊予絣の生みの親。伊予郡垣生村今出(現在の松山市西垣生町)の生まれ。研究熱心な人で、わら屋根に使っていた古竹にできていた縄目の跡にヒントをえて、新しい絣模様を織る方法を考案したといわれる。

 カナさんのおかげで、伊予絣は明治以降、隆盛を誇り、明治半ばには生産量日本一となった。発祥の地の今出地区では、機音が家々で響き、大いに繁栄したという。

 これだけの功績のある人物だから、伊予織物同業組合が昭和4年(1929)にこの頌功堂を建設した。設計したのは、愛媛にコンクリート建築を広めたあの木子七郎、萬翠荘や県庁、石崎汽船本社ビルなどを設計した優れた建築家が和と洋の合体したユニークな堂を造り上げた。八角形の反りの強い屋根をエンタシスの8本の柱(コンクリート造り)で支えている。中央に配置したのが、伊予絣始祖・鍵谷カナの頌功碑である。強い頌功の気持ちがあふれているような建物である。
 平成13年8月には、国の登録有形文化財に指定されている。

 余談になるが、実は長楽寺への道案内をたまたま通りかかった地元の女子小学生にしてもらった。途中、「カギタニかなさんの記念碑の場所も知ってますか」と聞いたら、「すぐ近くです。でもカギタニではなくカギヤです」と、訂正されて、こちらは恥ずかしかった。今でも、地元の人は鍵谷カナさんへ深い敬愛の念を持ち続けているのだ。
(写真撮影:平成25年3月21日)


交通ガイド:松山市西垣生町の市役所垣生支所や、三島大明神神社を目標に行く。その南側約100メートル。長楽寺を目標にすれば、頌功堂もすぐわかる。その長楽寺境内に鍵谷カナの墓(県指定史跡)がある。
所在地:松山市西垣生町751

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