レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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東北に残る見事な瓦灯篭と、屋根を走る瓦製の龍
瓦灯篭を全国に探し求めて、ようやくたどり着いたのは東北だった。
「かわら美術館」(愛知県高浜市)に教えていただいた情報をもとに、所有者や現地の自治センターの協力を得て、この瓦灯篭の全貌を見ることができた。現時点では、今治市菊間以外では、全国に唯一残る瓦灯篭とみられる。

【5】東北の地に見事な瓦製灯篭が残っていた。

宮城県仙台市の南方に、人口3万人弱の角田(かくだ)市がある。
その市の南方の小田暮坪地区に、明治25年(1892)に建てられた貴重な瓦灯篭が地震にも耐えて残っていた。
高さ2メートル余の円柱型で、唐獅子、登り竜、蓮弁などの装飾を施し、火袋には花頭窓を配置。
各部分に細かな装飾が描かれている。
三州(愛知県の西三河地方)から移住した瓦職人が、全精力を注ぎ込んだ芸術的作品であった。
 
   DSC05204.jpg
上部から、この瓦灯篭の各部分を見ていこう。
↓宝珠には登り竜が巻き付いている。

  DSC05241.jpg
↓火袋は花頭窓、また窓ごとに異なった組子を透かし彫りにしている。


  DSC05207.jpg
  DSC05198.jpg
↓火袋の下部には、唐獅子が奔放に暴れまわっている。

  DSC05156.jpg
↓中台といわれる部分にも、唐獅子が迫力満点で描かれている。

  DSC05155.jpg
  DSC05186.jpg
↓基礎に近い部分には、亀の図柄。基壇と思われるところには家譜などが彫られているが、かなりの部分が埋まっている。
資料によると、家譜には、現所有者の清水忠夫氏の先祖は、三河国高取村(現・高浜市高取)出身で佐野姓を名乗る瓦師だったということが記されている。

  DSC05159.jpg
この瓦灯篭は、清水家の庭先にある。120年余も前の明治の芸術作品が今も残る。この瓦灯篭について、「角田市の文化財」には”会心の作品を後世に伝える決意で制作したものではないかと思われる”と、記されている。清水氏は「地震にも崩れず、よく耐えた」という。確かに奇跡的な出来事。工匠の気迫が今に作品を残した気がする。

灯篭とは別に、清水家の土蔵には、屋根の上を竜が徘徊している。
  DSC05228.jpg
すごい迫力。これを作ったのも、瓦灯篭の作者と同一といわれる。
三州から移ってきた瓦師の腕は、灯篭や屋根上の竜にいかんなく発揮されている。

  DSC05217.jpg

瓦灯篭を探訪する旅も、今回の5回目で完結としたい。しかし、取材で漏れている瓦灯篭がきっと、どこかにあると思う。
ブログは、全国に情報を発信できる強みがある。瓦灯篭の情報をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご連絡をお願いいたします。続編を書きたいと思います。

角田市の瓦灯篭関係の写真は、現地の小田自治センターにご提供をいただきました。心よりお礼申し上げます。
また、瓦灯篭情報と資料を寄せていただきました「かわら美術館」の金子氏にも、深くお礼申し上げます。

参考文献:角田市の文化財、かわら美術館2012年度展覧会「みちのくの瓦-東北と三州をつなぐもの-」図録

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