レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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珍しい! 煉瓦造りの燈明台
高さは5.7メートル。赤レンガの燈明台がどっしりと瀬戸内海を見つめる。
海運で近代化の扉を開いた今治・波方。
その船主たちの、熱い想いが全国的に珍しい煉瓦の燈明台を造らせた。
これを、金毘羅燈明台という。


    IMG_3172.jpg
            (今は、移築されて玉生八幡神社境内に建つ)

 ここ、今治市波方は、一杯船主の多いところで、明治末期には帆船組合ができ、瀬戸内海を舞台に活発な商いを繰り広げていた。
 
 その海運業と金毘羅さんは、切っても切れない関係にある。商売繁盛、航海の安全の神様。だから、この地の明治の海運関係者は、燈明台を、それも文明開化のシンボルとなっていたレンガで造った燈明台を、玉生八幡神社の境内にある金刀比羅神社に常夜灯として奉納したのだ。進取の気質に富み、時代の波を乗り越えるパワーを持つ波方の海の男は、いち早く文明開化をこの地に持ってきたのだ。

 ただ、正確な建造年はわかっていないが、古老の話などから明治時代後期と推定されている。波方港フェリー桟橋前に建てたが、平成17年の県道拡幅工事によって、約10メートル移動して、現在の玉生八幡神社境内に移築された。レンガ部分だけでは高さ4.2メートル、それに石垣の土台がついて、その土台を含めると、5.7メートルもの高さになり、迫力を増した。

 ところで、この燈明台とは?。広辞苑によると、「神仏に供える灯火をともす台。灯台」とある。幕末には、燈明台という灯台が全国に100余基あったという。また、それとは別に海岸近くの社寺の灯篭は、常夜灯と灯台を兼ねたものが、奉納されていたという。この燈明台も、昭和初期の海図に掲載されていることから、灯台としての役割も持っていたとみられ、常夜灯と灯台の兼用タイプとみられる。
 
 今、全国でレンガ造の燈明台は、埼玉県ふじみ野市の苗間神明神社(なえましんめいじんじゃ)の燈明台(常夜灯)と、ここ波方の金毘羅燈明台の2か所しか残っていない。前者は、ふじみ野市指定文化財になっている。今治市も、文化財指定を考えてはどうだろうか。
(写真撮影:平成25年3月2日)

交通ガイド:今治市波方町波方、玉生八幡神社境内。波方港フェリー乗り場を目標に行けばいい。

参考文献:愛媛温故紀行(えひめ地域政策研究センター、アトラス出版)
     愛媛県の近代化遺産(県教委)

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