レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
プロフィール

まくり王

Author:まくり王
FC2ブログへようこそ!



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



訪問No.



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



文化財・石崎汽船本社建物は、
7月1日付の愛媛新聞に「石崎汽船本社移転」の広告が出た。
ご存知の方も多いだろうが、ここの本社建物は国の登録有形文化財。あの木子七郎の傑作のひとつ。
建物はどうなるかが、真っ先に気になった。問い合わせをしてみたら、そのまま書庫として残すというので、ひと安心。
これからは、文化財名称を石崎汽船旧本社と改めることになるだろう。

  IMG_3389.jpg
       (玄関口には、「本社移転のお知らせ」の新聞広告コピーが貼ってある)
              IMG_2462.jpg
                         (国指定登録有形文化財の、石崎汽船の建物)

 今から89年前の大正13年(1924)12月に、松山市三津1丁目に完成した。鉄筋コンクリート造り2階建て(一部3階建て)、総面積1,310平方メートル。1階が天井の高い事務室、大理石張りのカウンターを備えている。2階は役員室として使われていた。
 
 大正時代は職住一体型の店が多かったのだが、ここは住を排除した本格的なオフィスビル。設計したのは、萬翠荘(国指定重要文化財)や愛媛県庁を造った木子七郎(きごしちろう、1884-1955)。自ら施工監督にあたった。鉄筋コンクリート造の先駆け的な建物で、前年の関東大震災を教訓にして耐震性、防火性に気を配っているのが特色。

 主な装飾品はすべて大阪で調達したというぜいたくさ。総工費は38,366円で、今の価格にして5億円を超えている。石崎汽船は、松山藩の御用廻船問屋が前身。その後も瀬戸内海の海運で栄え、その財力を見せつける建物でもあった。上棟式当日の業界紙には「三津浜港頭に聳(そび)える 巨閣石崎汽船部」の見出しがつき、「竣工の暁は地方稀にみる宏荘な建物とし三津浜頭に美観を添へるであろう」と、表現している。

 建築当時は、目前に船着場があり、このビル屋上から港に出入りする船を眺めることができた。松山市の海の玄関口・三津浜港。寄港する船は、この建物がランドマークになったという。

 平成13年(2001)4月24日、登録有形文化財に指定。平成25年6月末まで、石崎汽船本社として使われてきたが、7月からは本社が松山市高浜町5丁目2259-1松山観光港ターミナルビル内に移転。文化財の建物は、今後、書庫として引き続き石崎汽船が管理していく。
松山市三津1丁目4-9

写真撮影:平成25年7月2日、同年3月6日
参考文献:えひめ地域政策研究センター「愛媛温故紀行」アトラス出版、池田由美「三津の古建築ものがたり」愛媛新聞サービスセンター、いよぎん地域経済研究センター「IRC調査月報261号」

 にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 愛媛県情報へ
にほんブログ村

愛媛県 ブログランキングへ

 

 
スポンサーサイト


コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2013/07/05 14:46] | # [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
→http://makuriou.blog.fc2.com/tb.php/37-e2caa81c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)