レトロ旅えひめ巡り
愛媛県のノスタルジーを求めての旅ガイド。近代化遺産の建造物や農漁村の原風景、いつかどこかで見た光景を紹介していきます。古いえひめを一緒に探してみませんか。
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ギリシャ建築美とアーチの融合、大宮橋(西条市)
西条市の石鎚山登山ロープウエー口からさらに少し山奥へ進むと、大宮橋という古い橋に出会う。
昭和2年(1927)完成で、長さは43・5メートル、コンクリート製の開腹式アーチ橋としては、愛媛で最も長い。
長いだけでなくそのデザインの美しさで、県下1,2といわれる。
今ではほとんど人の通らないところに、なんでこんな格調高い橋のデザインを採用したのだろうか。
DSCF1080.jpg
伊予の青石がごろごろしている加茂川の上流にひっそり、アーチを架けている。
   DSCF1052.jpg
   DSCF1056.jpg
橋上からはなかなか分かりにくいが、横や橋の下で見ると、なんとそこにギリシャ建築のような支柱が林立している。
支柱と支柱の間にも、アーチが連なる。

   DSCF1097.jpg
よくもまあこんなに面倒なデザインを。工法的にも曲面を型枠で造るのは大変手間な作業という。費用もかかる。
それに誰もが眺める建築物と違って、これは土木建造物。桁の裏側をわざわざ見る人なんていない。
それでも、ギリシャ建築美を取り入れ、アーチの曲線美をプラスするというデザインへのこだわり方は並大抵のものではない。

DSCF1044.jpg
親柱にはっきり刻まれた大宮橋の文字。今もどこか誇らし気。
          DSCF1049.jpg
昔は、橋の近くに小学校もあったが、今は通る人も少ない。過疎、閑静、静寂がぴったりくる。
なぜこんなところに、格調の高い立派なデザインの橋を造ったか、今現地に行ってその答え探しをしようとしたら、逆にわかりにくくなる。
実は、この道の位置づけが昔と今では大きく違うのだ。昔はここが高知への幹線道になる計画だった。それだけに、愛媛の職人の意地とプライドが、こんな美しい橋を造り上げたと思われる。

残念ながら、この幹線道ルート計画は現在の国道194号(西条市ー高知市、寒風山経由)に決まり、大宮橋は見捨てられたようになってしまった。逆を言うと、幹線道にならなかったために、大宮橋は今に残って、美しい芸術的な姿を人々に見せてくれている。もし幹線道になっていれば、幅員4メートルのこの橋は、車の通行量確保が優先されて、早い段階で付け替えが行われ、既に解体されていただろう。ひとつの橋にも禍福、両面の物語がある。

大宮橋は、デザイン性に優れていることから、平成17年(2005)に土木学会の選奨土木遺産になっている。
所在地:西条市西之川135-1

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